行かず嫌いはもったいない!と思った、箱根ガラスの森美術館で過ごした心地よい時間

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先日、「箱根ガラスの森美術館」に
初めて行きました。

思っていたよりもコンパクトな作りで、
広すぎないところが快適。

美術館を中心にした訪問の感想と
経営母体が変わることについてお届けします。

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観光施設というレッテルを撤回

箱根には今まで何度も来ているにもかかわらず
今回、初訪問。

自分の中で長らく「観光施設」という
感覚があり、
行っておきたい美術館としては
優先順位が低めでした。

今回は展覧会のチラシを手に取る機会があり、
その綺麗な写真を見て
企画展「軌跡のきらめき」に興味を持ったのです。

結果、来てよかった!

思っていたよりも数倍楽しめるところでした。

レストランでいただいたランチも美味しかったし、
庭園はガラスの装飾でキラキラしていて綺麗だし、

もちろん、美術館は見応えがあり、
ショップでは変わったデザインのガラスのアクセサリーを見ていて
時間を忘れるほどでした。

広すぎずこじんまりしているのに、
気づけば4時間ほど滞在。

ゆっくり見ることを楽しむことが
自然にできる雰囲気を
この施設が持っているからかもしれません。

行かず嫌いは勿体ないと、
あらためて思っています。

「軌跡のきらめき」展を鑑賞

ガラス作品と螺鈿が施された工芸品による
「きらめき」の歴史を見ることができる展覧会。

展示室はヨーロッパの邸宅風な感じを
演出している様子が、
若干見せ物的な感じはあるものの、

展示してあるガラス作品は
見応えある職人技と芸術的なものばかり。

「軌跡」とタイトルにある通り、
ベネチアンガラスをメインにしたガラス作品が
年代ごとに展示されています。

展示室内は撮影ができますので
訪問された際には、お気に入りの作品を
お気に入りの角度で、撮影してみてください。

わらび形脚コンポート 19世紀 ヴェネツィア

モザイク・グラス・ランプ ジャコモ・デ・カルロ モザイク部分1970年・ランプ制作1993年

縞文イリデセンス・グラス皿 ヴェネツィア ヴェニーニ工房 デザイン:カルロ・スカルパ 1942年

「風にそよぐグラス」ジュゼッペ・パロヴィエール 1895年

螺鈿細工を施した日本の家具やお盆は
江戸時代から明治にかけてのものが展示され、

特別な美術品というより、
普段使われていたものかもしれない
と思わせる雰囲気に、
親しみが湧いていい感じでした。

青貝細工瓢箪図衣装盆 江戸時代 日本 金子皓彦コレクション

螺鈿細工蒔絵洋櫃 桃山時代 日本 金子皓彦コレクション

美術館の内部の作りは、思い返すとちょっと不思議で、
1階から入って、展示室内で階段を登ったはずなのに
出口はまた1階に戻っていました。

回り込みながら進む順路の場所もあり、
エッシャーの騙し絵の中に入ったような
不思議な感覚があります。

そんな空間も魅力です。

美術館の今後について

経営母体は「とうふや うかい」や
洋菓子製造・販売の「アトリエうかい」と同じ
株式会社うかいですが、

2025年10月よりダイコク電機株式会社
経営譲渡されることが発表されています。

美術館単体では、昨年2024年11月に
すでにダイコク電機に譲渡されていたことも
知りました。

私がランチをいただいたレストランも
うかいの系列店ですので、
施設内のお店や美術館が今までとどう変わるのか
気になるところです。

今年で29年目を迎える箱根ガラスの森美術館。

経営母体は変わっても
素敵な景観や魅力あるコレクションを活かした
美術館の引き続きの発展を期待しています。

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箱根ガラスの森美術館

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