ミロがこんなに日本に
影響を受けていたなんて、
知らなかったな。
自身が日本に深く根を下ろして
いないことを重々理解した上で
感銘を受けた日本を
自分の中でどう昇華させていくかを
試し続けていたようだ。
確かに、たしかに
書や埴輪、禅僧の描いた抽象的な作品が、
ミロの作品の中にも見えてくる。
1966年の個展やそれに先駆けて、
ミロに価値を見出していた
日本人の関係者に触れていたのも、
見どころの一つです。
東京都渋谷区のBunkamuraザ・ミュージアムにて
2022/4/17(日)まで開催です。
会期中の土日祝日と4/11〜17日は、オンラインによる
事前予約が必要です。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。