恐竜の頭のようなものが、お皿にのっていますが
この「魚」について、調べてみました。
この絵のタイトルは、
「皿にのった鱈の頭と自画像」
(1940−42・オスロ市立ムンク美術館蔵)
お皿にのっているのは、鱈の頭でした。
ムンクの故郷、ノルウェーと言えば
ノルウェーサーモンが有名ですが
サーモンの多くは輸出用です。
もちろん、ノルウェーでもサーモンは食べるのですが、
一般的に好んで食べられていて、
食卓にあがる頻度が高いのは
鱈とニシンなのだそうです。
ムンクも鱈が、好きだったのでしょうか。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。