企画展ごとに変わるコースを、ランチにいただいた時のレポートです。
もくじ
- サーモンムニエルをいただきます
- 店舗情報
- 気軽に使える洋食メインのレストラン
サーモンムニエルをいただきます
写真のサーモンムニエルは、2018年に美術館で開催されていた「ムンク展」に因んだメニュー。
サーモンと言えばムンクの生まれ故郷、ノルウェーで養殖されているノルウェーサーモンが有名です。
そこから着想を得たメニューでしょう。
かぼちゃのスープ、パン、食後の飲み物と共に、コースでいただけます。
現在の通常メニューにもサーモンムニエルはあるのですが、
サーモンの大きさや付け合せが、若干違う感じです。
運ばれてくると、まずはハーブのディルの香りが辺りに広がります。
緩めのタルタルソースは玉ねぎの食感があり、食べごたえのあるソース、
サーモンの脂がさっぱりと食べられるような酸味もあります。
黒パンには、フェンネルシードのようなハーブが練り込んであるようで
独特な風味があり、サーモンと良く合います。
かぼちゃスープも牛乳か生クリームか?に負けず、
かぼちゃの味がしっかりして、美味しかったです。
ところで、この記事を書くために後日、
ノルウェーサーモンについて調べていたところ
意外な事実を知りました。
寿司ネタなどに利用されるため、日本には多く輸入されていますが、
ノルウェー人が日常的に食べる魚は、サーモンではなく、ニシンやタラが多いそうです。
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このコースは、企画展が変わるたびに新しくなりますので、
美術館へ行かれる際は、メニューをチェックしてみましょう。
店舗情報
東京都台東区上野公園8−36 美術館中央棟2F
電話:03-5382-5551
営業時間:11:30〜17:30
定休日:美術館の休業日に準じます
席数:200席
予約不可
気軽に使える洋食メインのレストラン
東京都美術館の2階にありますレストラン・ミューズ。
上野精養軒が経営する洋食がメインのレストランです。
レストランといっても、飲み物やデザート類も単品で頼めますので
カフェとしても利用できます。
館内にはカフェ・アートにレストラン・サロン(臨時休業中、2021.8月現在)と
上野精養軒系列のお店が他に2店舗ありますが、
レストラン・ミューズはスペースも広いし、利用しやすいと思っています。
私が行った日(2018.10月)は、お昼をだいぶ過ぎた午後でしたが、
近くのテーブルをふとみると、丸いテーブルに初老の男性が6〜7人座り、
白ワインを飲みながら談笑しています。
もともと公募団体の展示用に作られた美術館ですから、
年中公募展が開催されており、
会員同士や見に来てくれた方との交流の場としても、使われているようですよ。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。