「北海道は野菜と乳製品が格段に美味しい」という持論のもと、ブログ講座でご一緒した、藤井千晶さん(以下、ちあきさん)のお店ということで、興味をもって購入したお菓子たち。
緊急事態宣言の頃に購入し、外出がままならない中、おやつの時間に彩りを与えてくれました。
もくじ
- フードロスを減らすための冷凍ケーキ
- 洋菓子も和菓子も揃ったお菓子屋さん
- 「楽しさ」と「ストーリー」とは
- お店の場所
フードロスを減らすための冷凍ケーキ
まだ食べられるのに、お店で売れ残ったケーキを廃棄するのはもったいない。
フードロス削減のために生まれた冷凍のケーキ。
解凍しても美味しいか、家庭用の冷蔵庫でどのくらいの時間解凍したらいいのかなど、試行錯誤を重ねて商品化となった「訳ありケーキ」。
種類は選べませんが、お値段を下げておすそ分けいただいている感覚で私は購入しました。
エクレアのクリームもロールケーキのクリームも美味しかった。
やはり北海道の乳製品は何かが違う、と持論を強めた私でした。
そしてスポンジも同じく美味しい。
キメが細かいけどフワフワしすぎない食感と、卵の味なのかな、クリームと同じく濃い味わいです。
洋菓子も和菓子も揃ったお菓子屋さん
「お菓子のふじい」は洋菓子も和菓子も揃っているお菓子屋さん。
ちあきさんが洋菓子、ご主人が和菓子と、専門が違うため、両方のお菓子があるのもいいところ。
洋菓子と和菓子をかけ合わせたような、お菓子があるのもうなずけます。
ケーキだけでなく豆大福などの和菓子にも冷凍があるので、ケーキといっしょに豆大福も注文してみました。
豆が大きいでしょ。
関東だと豆大福は塩っぽいけれど、こちらはほんのり甘めに炊いたと思われる豆が入っています。
冷凍ですが、常温で2時間くらい置けばOK。
家族にも好評だったので、こちらはリピート確定。
おまけで入れてくれた草大福も、よもぎの青臭さがあんこと相まって、これまた美味しい。
よもぎの風味が強く残っていたのが印象的だったのですが、後日ちあきさんのブログを見て仰天。
よもぎは手摘みで、近所に摘みに行ってるというではありませんか!
それを下処理して混ぜ込んでいたのですよ。
よもぎを食べてるような風味があるわけだと、納得です。
「楽しさ」と「ストーリー」とは
写真のかぼちゃ餡とあずき餡が入ったパイ。
これは私が自宅で焼きました。
StayHome中に親子で、お菓子作りの楽しさを体験してもらえればという、ちあきさんのアイディアです。
冷凍の状態で手元に届き、オーブンで焼くだけ。
久しぶりにオーブンでお菓子を焼くという行為をしたので、210度で20分って結構温度高いよね?焦げないかな?と心配になり、つきっきりで見守ることになりました。
餡があつあつでやけどに注意!でしたが、焼きたてのパイはサックサクで、バターの風味も強く、美味しかった〜。
通販サイトを見ていただくと、オリジナルのTシャツも売ってたり。
お菓子と直接関連しないけれど、ちあきさんが楽しい、やりたいと思ったことが、お店に反映されているのです。
もうひとつ、お菓子といっしょに入っていた冊子で詳しく知ったのが、「化学物質過敏症」について。
ご主人が発症してしまったために、専用の工場を作り、同じ症状を持つ方の雇用も作り出すという大仕事を成しています。
こちらは「お菓子のふじい」とは別に化学物質過敏症の啓蒙ブランドである「カナリアップ」で活動もされています。
北海道の倶知安(くっちゃん)にある「お菓子のふじい」。
数々の洋菓子・和菓子とともに、楽しさとストーリーもモリモリのお店なのです。
お店の場所
お菓子のふじい
北海道虻田郡倶知安町北1条西3丁目4
電話:0136-22-0050
営業時間:8:30〜19:00
定休日:火曜日
遠方の方は通販サイトで是非!
常温商品のサイト
冷凍商品のサイト
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。