本当は、同じ美術館の2階で開催中の「写真とファッション」を見に行くつもりが、刺激があるものが見たいな、と思い、3階で開催の森山大道さんの写真展に鞍替えしました。
もくじ
- 展示室は1室のみ。集中してじっくり見られる快感。
- モノクロとカラーの違いを体感する
- 美術館情報
展示室は1室のみ。集中してじっくり見られる快感。
思わず監視員に聞いてしまいました「展示室はここだけですか?」
展示室は3階の1室のみ。
そこに東京の街景の写真が、ズラッと並びます。
縦3枚、横は何枚だろう。
壁一面に写真が展示してあるため、一度ではすべて見ることはできません。
部屋の中をぐるぐると、5回位周回したかな。
周るたびに、見ていなかった写真に気づくからです。
まだ見ていない写真があるのではないか?
見逃した箇所はないか?
と次第に鑑賞にのめりこんでいきます。
モノクロとカラーの違いを体感する
キャプションによると、「ハイコントラストやアレ・ブレ・ボケ」が森山大道さんの作風の特徴。
それがモノクロ写真との相乗効果があるのでしょう。
壁一面に展示してある写真は、展示室入って左側にモノクロ、右側にカラーとなっています。
両者とも同じ写真ではないので、単純な比較はできませんが、
私は圧倒的にモノクロ写真の方に惹かれましたね。
本質がグワッと力強く、鋭く、入り込んでくる感覚が強いのです。
美術館情報
東京都写真美術館
東京都目黒区三田1−13−3恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00—18:00
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は翌平日が休館)
森山大道の東京ongoing展は2020/9/22(火・祝)まで開催です。
•アフターコロナで美術館の入館ルールが新しくなっています。
事前予約等が必要な施設もありますので、美術館ホームページで
確認してから、お出かけしましょう。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。