外食は家庭では限界のあるプロの技が味わえる。
そんな感覚を家族がみんな持ってくれたのではないかな、と実感したイタリアンでのランチ。
あらためて、外食の良さを考えてみました。
もくじ
・3人分まとめてのお誕生日会
・今回いただいたメニュー
・意外な父の反応
・外食は家庭では限界のあるプロの技が味わえる
3人分まとめてのお誕生日会
我が家は、父と私が8月生まれ、甥っ子が9月早々の生まれのため、この時期は3人まとめてのお誕生日会です。
たいてい家族の集まりは、買ったり、作ったりで家で食べていましたが、甥っ子も6歳になり、感情のコントロールもできてくるし、個室じゃなくても大人と一緒に外食できるだろうと思い、今回は津久井のイタリアン「灯」のランチにしてみました。
私は教えて頂いて以来、何度も行っているお気に入りのお店の一つ。
アットホームな雰囲気と接客、カジュアルだけれど味は本格的、個性あるお店の作りなど、全てにおいて心地の良さを感じるところです。
加えて、自宅から近くもないけど遠くもない距離が、非日常を手軽に体験できるのも大事なポイントとなっています。
この日はお祝いだからと、普段来る時のパスタコースに、お肉料理をプラスしたワンランクアップのコースにて予約。
甥っ子にはお子様プレートを用意して頂きましたが、ほとんど大人のお料理と同じで量だけ少なくしてあるもの。
美味しいイタリアンを食べる機会を作ってあげられて良かったな。
スパゲティも突散らかさずにフォークで上手に食べている姿に感動しました。
子供の成長って素晴らしい。
今回いただいたメニュー
前菜
さつまいものポタージュと自家製フォカッチャ
インゲンとひよこ豆のミートソース
豚赤身のグリル,野菜添え
デザート(栗の渋皮煮と、イチジクのアイスが入ったシュー)
コーヒー
初めて注文したお肉の一皿は、豚肉の赤身部位のグリル。
食感はフワリ、柔らかなで、味は赤身肉の味がしっかり伝わる一品でした。
さりげなくかかったソースは、ほんのり酢の風味のあるもの。玉ねぎかな?香味的な野菜を組み合わせてあるようでした。肉の旨みを引き出すソースですね。
パスタとデザートはだいたい3種類位から選べるようになっています。前菜からデザートまで、地場野菜を中心に季節の食材を多く使ったメニューが頂けます。
意外な父の反応
外食にあまり興味がなく、連れて行っても「まぁ、こんなもんだな」、という感想に落ち着くことが多いのですが、今回のランチは、「全部美味しかった」とまさかの大絶賛。
加えて、頼んだクラフトビールが口にあったらしく、こちらも絶賛。
ジャズ ブルワリー フジノという醸造所のビールです。
父が注文したのは写真の、AMP UP IPA(インディアペールエール)で風味づけに緑茶が使われているとのこと。もう一つのVOX POP(ホワイトエール)は柚子を使用。どちらも試してみたい。
あまり多く製造していないようなので、醸造所で購入か、卸しているお店を探してみたいと思います。
外食は家庭では限界のあるプロの技が味わえる
お店選びは大変ですが、家族の集まりに外食もいいですね。
特に甥っ子が、やみくもに騒いだり、走り回ったりしない年齢になってきたので、ささやかな食育ですが、本物の味を食べてもらう。
両親が元気で連れ出せるうちに、外食で美味しいものを食べてもらう。
美味しいものを出すお店は、たいてい接客や雰囲気も良く、押し付けがましくないのに個性もしっかり出ていることが多いので、美意識の発見や形成にもなると思うのです。
まぁ小難しいこと抜きに、家族が集まるきっかけになるし、美味しいものを食べたくないなんて人はいないでしょうしね。
大義名分もできたところで(笑)
次回の家族の集まりは、何を食べようかな、どこで食べようかなと、既に考えを巡らす私です。
みなさんも、親戚や家族の集まりは、このゲームを必ずするよとか、決まったお店に食べに行くよなど、お気に入りの過ごし方はありますでしょうか。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。