珍しく、美術館ではなくギャラリーへ行きました。
作家や作品ありきの時には、ギャラリーや画廊の展示を、決め打ちで見るのがいいですね。
もくじ
- GYRE GALLERY(ジャイル ギャラリー)について
- 名和晃平 Oracle展
- ギャラリーは無料の美術館
- GYRE(ジャイル)ビルとは
GYRE GALLERY(ジャイル ギャラリー)
JR原宿駅、東京メトロ各線、明治神宮前駅・表参道駅が最寄りのギャラリー。
まだ2回しか行ったことがないのですが、両展示とも無料で見ることができました。
GYRE GALLERY(ジャイル ギャラリー)
東京都渋谷区神宮前5-10-1
開館時間:11:00〜20:00
名和晃平展は2021/1/31(日)まで開催です。
名和晃平 Oracle展
太田記念美術館をスルーしてまで、見たかった名和晃平Oracle展。
名和さんのPixCell(Pixcel=画素と、Cell=細胞を合わせた造語。)という、
透明な大小様々な、球体を使った作品が好きです。
キラキラと光に反射したり、吸収したりするように見える様が、見ていて飽きませんね。
例えば今回のように、中にカラスや鹿が形となっているので、閉じ込めているようにも見えますが、
私は中にある物体から、非常に純粋なエネルギーとか、思いとかが表層に溢れ出てきたように見えます。
今回は他にも、無機質な自然を感じる作品を見ることができました。
続けて写真で何点か、ご紹介しましょう。
水の流れ、大気の動き、打ち寄せる波。いろいろな自然現象に見えますね。
これは風が強い日の雨に見える。
凍りついている何か、もしくは菌糸にも見える。
ギャラリーは無料の美術館
「ギャラリーは無料の美術館」と言う方がいるほど、ふらっと行って見ることができるところ。
見たい作品やお目当ての作家がいる場合は、新作が見られることもあり、決め打ちでギャラリーの方がいいですね。
慣れないと入りづらい、と感じるかもしれませんが、
受付の方などに、軽く会釈程度の挨拶をして、あとは自由に見ます。
これは私の推測ですが、冷やかしもしくは、美術好きで見に来ている人と、買う意志があって入ってくる人とは、見分けていると思うんですよね。
私のように「ちょっと見させてください」的な人は、接客されることもありません。
真剣に見ていたり、年の功が出てきたのか、
時々作品の説明をしてくださったり、購入の意思を探られているような会話になることもありますが、
それはそれで、ギャラリーの方とのコミュニケーションを楽しみます。
中にはギャラリーと名前がついている、入館料を払う美術館的な施設もありますが、
多くのギャラリーは無料です。
通りすがりでも、気になるギャラリーがあれば立ち寄ってみましょう。
思わぬ作品との出会いが、あるかもしれませんよ。
GYRE(ジャイル)ビルとは
GYRE GALLERY(ジャイル ギャラリー)の入っているGYREビルは、ファッション複合ビル。
私にとっては、高感度過ぎる店舗が多いのですが、地下にはカフェなどもあるようで、
機会があれば上から下まで、そぞろ歩きをしたいと思っています。
そんな中でも、ギャラリーと同じ階にあるMoMAデザインストアは、行くと立ち寄るお店。
こちらは旗艦店となっており、アパレル、文具、生活用品など、
さまざまなジャンルの商品が揃っています。
オンラインストアもありますので、ご興味ある方はのぞいてみて下さいね。
牧野真理子 (まきの・まりこ)
趣味からライフワークへとなった美術館巡り。30年間でのべ1,800展の展覧会を見に行き、現在も進行中。好きな美術館は上原美術館(静岡県下田市)です。